ハワイで一度は訪れたいUSSアリゾナ記念館の行き方と感想

ハワイのUSSアリゾナ記念館は日本の真珠湾攻撃(パールハーバー)をテーマにした展示館であり慰霊碑です。見学する方法と行ってみた感想です。

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行こうと思った理由

せっかくハワイに遊びに行くのにわざわざ耳の痛い施設に行く必要も無いかなと考えていましたが、トリップアドバイザーでホノルル観光地の第1位になっていて、レビューを見てみると日本人が観ても考えさせられる点が多いとの記述が多かったので、確かに日本人として一度は行くべきだなと思いました。

見学の注意点

USSアリゾナ記念館は、アメリカ軍が運営していて見学は無料(日本語音声案内ヘッドホンのレンタルは有料7.5ドル)です。

アリゾナ記念館は沈没した戦艦アリゾナの上にあります。ボートで行きますが、ボート乗船は先着順で整理券が配られます。とても人気があるので、朝早く並ばないと整理券が無くなってしまい見学できません。

鞄などの手荷物の持ち込みはできません。財布、カメラ、携帯など、ポケットに入るものなら大丈夫です。もし手荷物がある場合は、有料で預けることになります。

行き方と入場まで

ワイキキからだと、The Bus(路線番号は20番)に乗って1時間ぐらいです。整理券に並ぶため朝の6:00に出発しました。(ツアーで観に行っても同じくらいの時間に出発するそうです)着いたのは7:00過ぎでしたが、既に大行列が出来ていました。

写真では分かりにくいですが、大きな木の向こう側に建物があって、そこからずっと列が延びています。しかもこの写真は列の途中で、実際はもっと後ろまで繋がっています。もうダメかと思いました。

7:15頃になると建物がオープンして列が進み始めます。

建物の前です。

入口の直前で、手荷物は右手の建物で預けるようにと書かれた看板があります。

入口から入った後、またすぐ整理券の列に並びます。

列は途中で左右2つに分かれますが、USSアリゾナ記念館の整理券配布は左の建物になります。右の建物は別の有料施設(USSボーフィン潜水艦博物館など)のチケット販売です。今回は行かないので関係ないです。

無事、8:15の整理券を貰いました。日本語のパンフレットも付いています。

次に整理券を受け取った建物のすぐ左の建物で日本語音声案内ヘッドホンを借ります。レンタル料は7.5ドルです。ここには日本語が話せるスタッフがいて、ヘッドホンの使い方と集合時間(チケットに書かれている時間の10分前)、集合場所を教えて貰いました。

ヘッドホンを借りたのが7:40ぐらいです。集合時間まで時間があったので、売店でサンドイッチを買って朝ごはんを食べて、入口近くのお土産屋さんを見てプラプラしていました。

見学の内容

8:05になったので、集合場所の真珠湾メモリアルシアター前に行きました。建物前で少し説明がありましたが、英語なのでよくわかりませんでした。

建物に入って真珠湾攻撃の映像を観ます。映像はヘッドホンで日本語の吹き替えが聞けます。日本とアメリカが戦争することになった理由や真珠湾攻撃の日の出来事が客観的に説明されます。時間は15分ぐらいです。映像が終わると入口と反対側の出口から出てボートに乗ります。

ボートから観たアリゾナ記念館です。

アリゾナ記念館の内部です。沈没した戦艦アリゾナの上にあります。慰霊の施設となっており、とても厳粛な雰囲気です。

ボートに乗って戻ったのが9:15頃でしたが、見学コースはまだまだ続きます。

戦争への道博物館と攻撃時資料博物館です。映像で観た内容が資料で更に詳しく説明、展示されています。

敷地内の公園です。公園内にも展示物があります。写真左側の海にアリゾナ記念館が小さく見えます。

それぞれヘッドホンで日本語の説明が聞けます。

すべての見学が終わったら、ヘッドホンを借りた建物の前で返却します。

ゆっくり見学して、終わったのが10:45頃でした。

帰り方

帰りのバス停は、行きで降りたバス停と違う場所にあります。

建物の入口を出て、写真の正面の坂道を登り、大通りに出たら左折してすぐのところにバス停があります。

見学した感想

他のレビューにもあるとおり、日本の軍国主義が強調されることなく、とても客観的な事実のみが展示されています。

戦争に至った経緯として資源の無い日本が資源を求めて中国や東南アジアに進出し、当時植民地としていた欧米諸国と衝突した事や日本の空母による真珠湾攻撃が戦争のやり方を大きく変えた事、山本五十六が戦争に反対していた事などまでも詳しく展示されています。

もちろん日本と立場が違う部分もあります。ルーズベルト大統領が最後まで平和的な解決を求めていたと強調されている事や日本では必ず語られる宣戦布告が間に合わなかった事の展示が無いなどです。

ただ、それでも展示の内容は日本に対してフェアで誠意があると感じました。そして、アメリカが真珠湾攻撃をどのように教えているのか知るとても良い機会になりました。

見学者は、多くがアメリカ人で東洋人は中国人ばかりです。日本人はほぼいません。アメリカ人のガイドに写真を撮っても良いか尋ねたところ、名前を聞かれ、自分が日本人とわかると厳粛な顔になって肩をさすられました。たぶん、日本人が来てくれた事が嬉しかったんだと思います。それだけでも、行って良かったと思いました。

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