ハワイの航空券は、直行便よりも中国経由の方がかなり安くなります。もちろんトランジットするので時間はかかりますが、逆に上海観光もしてお得に旅してみました。
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トランジットの時間は20時間40分です。同じ料金で乗り継ぎ時間が2時間半の航空券もありましたが、あえて行きのみ長い乗り継ぎ時間にして上海に一泊します。上海はリニアモーターカーで市内までのアクセスが良く、時間が無い弾丸ツアーでも楽しめます。
旅行前の準備
旅行前に日本でプリペイドSIMの購入と両替を済ませておきます。どちらも上海空港で手配すると割高になってしまうのと現地での時間短縮のためです!
行く場所を絞る
約21時間しか無いので行く場所を絞る必要があります。今回は利用する上海浦東国際空港からアクセスが良い、地下鉄2号線沿線に絞って観光することにしました。目標は下記の通りです。
- リニアモーターカーに乗る!
- 外灘(バンド)を散策する!
- 園苑の紅焼肉を食べる!
- 小楊生煎の焼き小籠包を食べる!
- 上海姥姥の上海焼そばを食べる!
食べてばかりですが、結構いろいろ行けそうです。
1日目
中国東方航空
中国東方航空、羽田17:50の飛行機で出発です。搭乗するのは中国人ばかりです。やっぱりこの飛行機でハワイに行く人は少ないのかも。チェックインカウンターで食事は出ますか?と聞いたら、「出ますよ。個人的にはあまりおすすめしませんが笑」だって。
で、実際に出てきた食事です。普通に美味しいですよ。普通の機内食です。到着直前にSIMを交換しておきます。飛行中にスマホの電源入れたらスチュワーデスさんに止められました。フライトモードでもダメだとのこと。20時頃、予定通り上海浦東国際空港に到着です。
リニアモーターカー(行き)
20:20、到着ロビーを出たらすぐにリニアモーターカーの乗り場に向かいます。
磁浮(マグレブ)の看板の通りに行けば迷わないです。そう言えばリニアモーターカーは英語ではマグレブなんでしたっけ。早歩きで10分ぐらいで駅に着きます。
今回、窓口で購入するチケットはマグレブ往復券と地下鉄24時間乗り放題のセットです。
価格は85元です。 マグレブは片道50元だからそれだけでお得!さらに地下鉄乗り放題が24時間(時間内なら翌日になっても可)と今回の旅にぴったりです。支払いはクレジットカードOk(しかもJCB)でした。どっかのブログで現金のみと書いてあったので念のため。改札はマグレブも地下鉄もタッチするだけです。
いよいよ乗車です。運転間隔と最高時速は時間によって違います。
この時間は時速300km、最高速度の時速430kmは明日の帰りのお楽しみです。それでも動き出したら速い!マグレブって揺れないイメージだったけど、思ったより揺れます。ブンブンしながら速度を上げてくイメージ。
今の速度は車内の通路上の電光表示板で確認できます。市内近くの龍陽路までたったの8分で到着です。
地下鉄2号線
龍陽路まで着いたら地下鉄2号線に乗り換えです。マグレブの駅の向かい側の建物がすぐに地下鉄の駅です。乗り換え時間は5~10分程です。
地下鉄もわかりやすい看板があるので間違えることは無さそうです。緑の2番!
方面も上海浦東国際空港を基準に考えれば良いのでわかりやすいです。(地下鉄2号線も空港に繋がっています)今回はじゃない方面に乗ります。
車内の電光表示板で現在地がわかります。これで絶対に迷わないですね。
上海市内の中心部まで空港から1時間くらい。21:30頃には市内に着いていました。
園苑(失敗です)
まず、園苑に行こうと思い、2号線静安駅近くで夜遅くまでオープンしている(と書いてあった)ホテル「スイソテル・グランド上海」の2階に行きましたが、ここはホテルの宿泊客用のお店で、一般客には営業していませんでした。仕方なく園苑は明日別の店舗に行くことにして、今日はホテルに向かいます。
デンバ ホステル シャンハイ ブランチ
Booking.comで予約したホテルで、2号線の江苏路站駅(静安駅の隣)から徒歩10分ほどです。一泊1400円。上海市内には安くて綺麗なドミトリーがたくさんあります。
22:00頃、着いてみると併設のbarは中国人の若者で賑わっていました。おしゃれな雰囲気で良い感じです。一人日本語が話せる女の子がいて夜遅くまでおしゃべりしてました。楽しかったです。
2日目
小楊生煎
朝の7:00頃ホテルを出発、江苏路站駅前(2番出口のすぐ隣)の小楊生煎で朝御飯を食べました。
小楊生煎は上海で一番有名な焼き小籠包のチェーン店です。この店舗は朝6時半から20時半まで営業しています。
注文したのは小楊生煎という焼小籠包4個入り8元と牛肉湯というスープ9元です。どちらも思ったより大きいです。小楊生煎は直径4cmぐらいありそうです。食べるとき大量の肉汁が溢れるので注意してください。肉汁が甘くてめちゃくちゃ美味しいです。
外灘
上海で一番有名な場所、外灘に行きます。南京东路駅(江苏路站駅から地下鉄2号線で空港方面に4駅)から歩いて10分ほどです。
河沿いに銀行など西洋式建築のビルが並びます。租界地だった名残だそうです。
対岸には高層ビルが並ぶ浦東の街並みが見えます。とても綺麗な場所です。
上海姥姥
上海の家庭料理が食べられる有名店、上海姥姥は外灘にあります。オープンが10:30からで、時間があったので近くのスタバで休んでから行きました。
オープンすぐに行ったので、混んでませんでした。まだ少し準備中みたいな雰囲気です。
注文したのは上海焼そば22元です。そう、上海で本物の上海焼そばを食べてみたかったのです。ソースじゃなくて黒酢なのかな?見た目よりあっさりした味でした。量もそれほど多くなく、食べやすかったです。
園苑(再チャレンジ!)
今度は伊勢丹の4階にある園苑に向かいます。駅は地下鉄2号線を2つ戻って、南京西路駅です。
伊勢丹に着いたのが11:30ぐらいで、少し伊勢丹の中をプラプラしてから園苑に入りました。
頼んだのはもちろん、代表的な上海料理の紅焼肉です。メニューに500gで98元と書かれていて、焼きそばを食べた後なのでハーフサイズにしたかったのですがありませんでした。とても一人では食べきれず残してしまいましたが、美味しかったです。タレが甘い、味の濃い角煮です。
食事の後、伊勢丹の向かいが市街地の保存地区になっていたので少し散策しました。
素敵な街並みです。実際に人が生活していました。
リニアモーターカー(帰り)
マグレブの始発駅、龍陽路駅に戻ったのが14:00ぐらいです。時速430kmを体験するため15:00まで近くのカフェで休憩して、15:00過ぎのマグレブに乗りました。が、なんと時速300kmしか出ません。どうして?と思って駅の案内をもう一度見てみると、7月20日から24日までは最高速度が300kmになりますとの看板が・・
残念でした。まあ、こんな事もあります。
空港に戻ったのが15:30ころで、無事16:55発の飛行機でハワイに旅立ちました。
一泊でしたが、上海を満喫できました。しかもハワイへの飛行機代も安くなって、とても得した気分です。
トランジットを上手く使えば、安くたくさんの国を旅することができます。
その他、上海の感想
とにかく暑かったです。7月ですが、最高気温は40℃にもなりました。スモックは気になりませんでした。スモックは北京だけ?
夜歩いていると「お金を無くして困ってます。タクシー代だけでいいので借りれませんか?」と声をかけられました。ちょっと怪しかったので断りましたが、やっぱり渡してあげれば良かったかなと後悔していたら、同じ事を言う人がまたあらわれました。それでやっぱり嘘だったんだと気がつきましたが、危なく払いそうになり、日本人は甘いなと思い反省しました。
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