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最初の仮定
2つの慣性座標系間の変換式を次の線形式で仮定する。
なぜ、2次や3次の項を含まない線形式となるか。アインシュタインは空間および時間の一様性から明白だと言っている。つまり2つの慣性座標系の時空点は1対1で対応し、どちらも均一な時空間であるため、線形の変換式となる。
また、
となる。さらに
となる。この3つの未知数をこれから光速度不変の原理を使って求める。(ここまでの仮定は、なぜそうなるのか明確で無い部分もあるが、そう仮定して理論を作ると上手くいくのだと気楽に考えて次に進むことにする)
ローレンツ変換の導出
軸上の変換
まず、
であるから、
となる。時刻は変換しても符号はプラスとなるからマイナスは省かれる。また、座標の変換式より、
であるから、
となる。以上より
となる。
軸上の変換
次に
となる。また、先程求めた
となる。それぞれの変換式を
となり、
となる。さらに
となり、
となる。
ローレンツ変換
以上あわせて、
となり、逆変換は、
となる。これらの座標変換をローレンツ変換(正確には
と更に対称的で綺麗な形で表すことができる。
確認
今、2点の座標を選んで、光速度不変の原理より、ローレンツ変換式を導出したが、この変換式が、任意の座標で成り立つことを確かめるためには、変換式が
となり、任意の座標で、ローレンツ変換が光速度不変の原理を満たしていることがわかる。
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